判断基準がバラバラな状態とは、判断の拠り所が固定されていない状態です。
基準が存在しない状態から、複数に分散し、接続されないまま並立している状態まで、未固定の範囲として現れます。
判断は常に対象に対して発生しますが、その対象をどのように比較し、どのように選択するかを定めるものが存在しない場合、判断は成立しているようで成立していない状態となります。
ここでは結果ではなく、判断がどの位置に置かれているかという構造として捉えます。
未固定の状態では、判断は毎回新しく発生します。
過去の判断は参照されず、同じ条件であっても同じ判断に収束しません。このとき判断は積み重ならず、連続せず、関係も持たないまま点として存在します。
本記事では、この未固定の状態を段階ごとに分離し、配置として示します。
解釈差や不統一は扱わず、基準が固定されていない状態のみを対象とします。
✎判断基準が存在しない状態では、判断の拠り所そのものが不在です。
比較の軸が存在しないため、判断は対象に直接接続され、状況や印象に依存して発生します。
判断が行われる場面は存在しているものの、その前提となる基準が用意されていない状態です。
判断はその場で生成されるため、同一条件でも結果は固定されません。
何をもって良しとするかという条件が存在していない状態です。
判断は構造を持たずに発生し、結果として一貫性を持たないまま分散します。
判断をどの地点から開始するかが定まっていない状態です。
毎回異なる位置から判断が始まるため、再現されることはありません。
判断対象は存在しているものの、それをどのように扱うかという前提が存在しない状態です。
判断は単発の行為として発生し、連続性を持ちません。
判断が行われるという前提はあるものの、その基盤となる基準が前提として置かれていない状態です。
判断は都度生成され、次の判断へ接続されません。
参考記事
判断が成立しない問題は、やり方ではなく構造の問題です。
その全体構造をどのように整理するかは、以下で詳しく扱っています。
✎判断基準という枠組みは存在しているものの、その中身が存在していない状態です。
何を基準として扱うのかが定まっておらず、判断は空の構造の上で発生します。
基準は内部的に存在しているように見えるものの、それが言語として表現されていない状態です。
共有や再現が行われず、判断は個別の感覚として留まります。
基準がどこまで適用されるのかが定まっていない状態です。
適用領域が不明確なため、同じ基準が異なる範囲で扱われ、判断は安定しません。
基準が一つのまとまりとして存在しているものの、その内部構造が分解されていない状態です。
どの要素が判断に影響しているかが明確でなく、判断は曖昧なまま維持されます。
基準が一定の形式を持たず、都度異なる表現で扱われる状態です。
表現が統一されないため、同一の基準として扱うことができません。
基準が外部に記述されておらず、共有や参照ができない状態です。
判断は個別に閉じたままとなり、継続性を持ちません。
参考記事
✎比較される対象のみが存在し、それを評価する基準が存在しない状態です。
対象は増減するものの、判断の軸は形成されません。
複数の選択肢が提示されているにも関わらず、それらを比較する基準が存在しない状態です。
選択は発生するものの、判断としては固定されません。
判断しなければならない状況は存在しているが、そのための構造が欠落している状態です。
判断は発生するが、構造的な裏付けを持ちません。
判断すること自体が前提となっている一方で、基準が後から付与される状態です。
基準は結果の後に現れ、判断の起点として機能しません。
対象が増加しているにも関わらず、それに対応する基準が存在しない状態です。
複雑性は増加するが、判断は整理されません。
対象自体は固定されているが、それを評価する基準が未設定のまま維持されている状態です。
判断は停滞し、変化に接続されません。
参考記事
✎複数の判断基準が同時に存在しているが、それらが一つに統合されていない状態です。
基準は存在しているものの、それぞれが独立して並び、判断は分岐したままとなります。
同一の対象に対して、個人ごとに異なる判断基準が適用される状態です。
判断は個別に成立するが、全体としては統一されず、結果は分散します。
組織内で部門ごとに異なる基準が存在している状態です。
それぞれの基準は内部では機能するが、全体としては接続されていません。
複数の基準が存在しているが、それぞれが関係を持たずに独立している状態です。
基準同士の接続がないため、判断は統合されません。
複数の基準が同一の対象に対して異なる方向を示す状態です。
どの基準を優先するかが定まっていないため、判断は収束しません。
複数の基準は存在しているが、その優先関係が定まっていない状態です。
判断は基準の選択に依存し、固定されません。
参考記事
✎同一の対象に対しても、状況によって適用される基準が変わる状態です。
基準は存在しているが固定されておらず、判断は一貫した形を持ちません。
特定の条件に応じて基準が切り替わる状態です。
判断は条件に依存して変化し、同一条件でなければ同一の判断に到達しません。
時間の経過とともに基準が変動する状態です。
過去の判断は現在に接続されず、持続性を持たないまま分断されます。
外部環境の変化に応じて基準が変わる状態です。
基準は安定せず、判断構造は常に変動したままとなります。
対象ごとに異なる基準が適用される状態です。
基準は共通化されず、判断は対象単位で分断されます。
同一基準が存在していても、その適用の仕方が一定でない状態です。
判断は基準に依存しているようで依存しておらず、再現されません。
参考記事
✎複数の基準が存在しているが、それらが互いに関係を持たない状態です。
基準は並立しているが接続されず、判断は統合されません。
基準同士を結びつける連結が存在しない状態です。
判断の経路が形成されず、各判断は独立したままとなります。
基準の配置や順序が整理されていない状態です。
どの基準から適用するかが定まらず、判断は断片的になります。
複数の基準が存在しているが、それらを一つの構造として統合していない状態です。
基準は個別に存在し、全体として機能しません。
基準が単に並べられているだけで、相互の関係が構築されていない状態です。
判断は複数の基準にまたがることができず、分断されます。
基準が連続的に接続されておらず、判断が断片化している状態です。
前後の判断が繋がらず、全体としての流れを持ちません。
参考記事
✎判断基準の一部のみが共有されている状態です。
共通部分は存在するものの、全体としては一致していません。
複数の基準のうち、特定の要素のみが一致している状態です。
一致している部分と不一致の部分が混在し、判断は完全に固定されません。
基準同士が部分的に重なりながら存在している状態です。
重なりはあるが全体として統一されておらず、判断は限定的にしか一致しません。
複数の基準の中で、共通している部分のみが判断に影響する状態です。
共通外の部分は機能せず、判断は限定された範囲でのみ再現されます。
特定の範囲においてのみ基準が固定されている状態です。
その範囲を外れると基準は機能せず、判断は再び未固定に戻ります。
基準の一部のみが固定されている状態です。
完全な固定には至らず、判断は部分的にしか維持されません。
参考記事
✎判断基準がバラバラな状態は、単に基準が複数存在することではなく、基準が固定されていない全域として現れます。
基準が存在しない状態から始まり、未定義、対象のみの状態を経て、分散し、場面ごとに変動し、接続されないまま並立し、部分的に共有される状態へと連続します。
これらの状態に共通しているのは、判断基準が固定されていないという点です。
基準が固定されない限り、判断は再現されず、継続せず、関係も持たないまま分散し続けます。
ここで扱われたのは、あくまで未固定の状態のみです。
基準が存在しているにも関わらず一致しない状態、すなわち不統一は次の段階に位置します。
未固定の状態は、基準が「無い」状態から「部分的にしか機能しない」状態までを含みます。
この範囲を分離することで、判断がどの位置にあるのかを構造として捉えることができます。
判断基準が存在していても一致しない状態については、次の段階で扱います。